2018年05月17日
富士山の森林観察会
ピラフです。
5月12日に、NPO法人「富士山の森を守るホシガラスの会」の方々と富士山の森林観察会を行いました!
今回行った場所は東臼塚。
過去の先輩たちが防鹿柵を建てたところで、あざみ塚とはまた違った植生が見られます。
浅黄塚のふもとから出発! 森の中へ入ります・・・
キハダにシカの食害痕を二つ見つけました。食べられてまだ数日の新しい傷のようです。
なんといってもこの季節、新緑がとても美しいです
やっぱり明るい緑の森は歩くだけで気持ちいいですね~
マムシグサ、トウゴクミツバツツジ、ヤマシャクヤクなど、面白い姿形・生態の植物がたくさん!
そして東臼塚の防鹿柵に到着。
少し殺風景ですが、貴重な植物の生育地として機能してます。
↑例えばこれはサンショウバラですが、柵内(左側)に比べて柵外(右側)は背丈が小さいですね。
シカにかじられてしまったためです。
防鹿柵があるおかげで、植物はシカの食害から守られるのです。
将来ここから周囲に種子を飛ばしてくれるといいですね!
そんな重要な拠点を維持するため、補修作業を行いました。
一年生・上級生問わず大活躍でした
作業後は県下最大級のブナの巨樹を観察。
写真だとあんまり伝わりませんが、本当に大きいです!
というか存在感がすごいです。「森のお母さん」のあだ名は伊達じゃないですね。
胸高直径や樹高を実際に調べたり、面白い解説も聞けました。
次に東臼塚の頂上へ移動。
険しい道を超えた先には・・・
バイケイソウの群落!!
シカが食べない植物の代表的な種ですね。あまりに山頂に密集していてびっくりしました
「東臼塚」「浅黄塚」の「塚」は、富士山に点在する寄生火山のことを意味しています。
東臼塚は約4,500年前に噴火した火山なのです。
そのため、宝永の噴火(約300年前)の溶岩地帯とは異なる植生・景観を織りなしています。
その後、水ヶ塚駐車場の方へゆっくり移動。
きれいなターコイズブルー。緑青腐れ菌という菌の仕業だそうです。
「根上がり」状態のヒノキ。倒木の上に育つとこうなります。
青木ヶ原樹海のような、コケに覆われた森を抜けてゴール。
今回歩いたコースです。
標高差を色別で表すと、起伏に富んでいることが改めて分かります。
今回同行してくれたホシガラスの会の皆さんはとても優しく、丁寧に森のことを解説していただきました。
とっても楽しい一日でした
次は夏か秋か、また表情の違う森を見れたらいいなあ。
byピラフ
5月12日に、NPO法人「富士山の森を守るホシガラスの会」の方々と富士山の森林観察会を行いました!
今回行った場所は東臼塚。
過去の先輩たちが防鹿柵を建てたところで、あざみ塚とはまた違った植生が見られます。
浅黄塚のふもとから出発! 森の中へ入ります・・・
キハダにシカの食害痕を二つ見つけました。食べられてまだ数日の新しい傷のようです。
なんといってもこの季節、新緑がとても美しいです
やっぱり明るい緑の森は歩くだけで気持ちいいですね~
マムシグサ、トウゴクミツバツツジ、ヤマシャクヤクなど、面白い姿形・生態の植物がたくさん!
そして東臼塚の防鹿柵に到着。
少し殺風景ですが、貴重な植物の生育地として機能してます。
↑例えばこれはサンショウバラですが、柵内(左側)に比べて柵外(右側)は背丈が小さいですね。
シカにかじられてしまったためです。
防鹿柵があるおかげで、植物はシカの食害から守られるのです。
将来ここから周囲に種子を飛ばしてくれるといいですね!
そんな重要な拠点を維持するため、補修作業を行いました。
一年生・上級生問わず大活躍でした
作業後は県下最大級のブナの巨樹を観察。
写真だとあんまり伝わりませんが、本当に大きいです!
というか存在感がすごいです。「森のお母さん」のあだ名は伊達じゃないですね。
胸高直径や樹高を実際に調べたり、面白い解説も聞けました。
次に東臼塚の頂上へ移動。
険しい道を超えた先には・・・
バイケイソウの群落!!
シカが食べない植物の代表的な種ですね。あまりに山頂に密集していてびっくりしました
「東臼塚」「浅黄塚」の「塚」は、富士山に点在する寄生火山のことを意味しています。
東臼塚は約4,500年前に噴火した火山なのです。
そのため、宝永の噴火(約300年前)の溶岩地帯とは異なる植生・景観を織りなしています。
その後、水ヶ塚駐車場の方へゆっくり移動。
きれいなターコイズブルー。緑青腐れ菌という菌の仕業だそうです。
「根上がり」状態のヒノキ。倒木の上に育つとこうなります。
青木ヶ原樹海のような、コケに覆われた森を抜けてゴール。
今回歩いたコースです。
標高差を色別で表すと、起伏に富んでいることが改めて分かります。
今回同行してくれたホシガラスの会の皆さんはとても優しく、丁寧に森のことを解説していただきました。
とっても楽しい一日でした
次は夏か秋か、また表情の違う森を見れたらいいなあ。
byピラフ
Posted by ビオ/エデュ at 12:14│Comments(0)
│ビオトープ研究会(ビオ研)